フツーの中年がジャガーを買ったワケ|ジャガーXKRコンバーチブル購入記③【後編】

フツーの中年がジャガーを買ったワケ【前編】 オープンカー
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こんにちは!分不相応な男・中年Kです。

いよいよ「フツーの中年がジャガーを買ったワケ」の完結編をお届けします。

前回の記事【中編】はこちら。

中年K
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ついに完結編です!

1.パンドラの箱

アルファスパイダーを有力候補として、条件を絞って探していました。しかし、3ヶ月以上経ちましたが条件に合う物件は出てきません。

そこで、以前パソコンを「そっ閉じ」して封印していたジャガーXK・コンバーチブルを再検索。ジャガーXKは、20年以上前のクルマでタマ数も少ないので、自ずと候補物件は絞られてきます。

「とりあえず見に行ってみよう!」という軽い気持ちで、自宅から一番近所にあり、かつジャガーXKの取扱台数が多い販売店にクルマを見に行くことにしました。

そもそも、ジャガーXKなんて街中で見たことはほとんどなく、ネットでの情報も多くないので「正直よく分からん」という状態でした。

中年K
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まさか、買うことになるとは・・・

2.運命の出会い?

1月にアルファを試乗してからすでに3ヶ月、GW前の週末にアポを取って販売店に行くことにしました。

そういえば、検討しているこの3ヶ月の間に、世間はコロナ禍になっていました。

ジャガーXKの聖地へ

自宅からクルマで30分ほどで販売店に着きました。販売店の社長さんと一緒に少し離れた場所にある展示場へ歩いていきます。

展示場に着くと、そこはジャガーXKが6台も!(他にも置き場があるそうです)

ジャガーXK販売店
ジャガーXKの聖地です。(この写真は別の場所です)
中年K
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ジャガーXKを見比べられる環境です。

展示場に向かう道中ではジャガーXKについて、いろいろな話を聞くことができました。ジャガー専門店という響きからすると頑固親父的なイメージがありましたが、とても気さくな方なので安心しました。

販売店の情報はこちら。

ついに対面

アポの際に、事前に希望を伝えてありましたので、すでにジャガーXKRコンバーチブルが準備されていました。

ついにジャガーXKRコンバーチブルとの対面です。今回の物件はこちら。

■年式:1999年

■エンジン:V8/4000cc+スーパーチャージャー

■変速機:5速AT

■価格:215万円

ジャガーXKRコンバーチブル
希少カラーのアマランス(濃紫)。

ファーストインプレションは「マジ美しい!」でした。

今のクルマにはない低く長いボンネットが目を惹く、尋常じゃない雰囲気を感じました。

ボディのどこにも直線がない滑らかで美しい曲面で構成されたデザインは、実車をみると感動すら覚えました。

この個体は、アマランスという非常に珍しいカラーでした。希望カラーは、ブリティッシュレーシンググリーン(深緑)かアンティグア(青)でしたので、この時はあまり良い印象ではありませんでした。

ドアを開けても驚き!インパネの前面は広大なウッドパネルが目に飛び込んできます。

ジャガーXK・ウッドパネル
ウッドパネルに3連メーターが印象的。

クラシックカーはともかく、現代車でこれだけ広大な面積のウッドパネルを使ったインパネはほとんどないと思います。

よく見るとドラーバーシートに若干のシワ・ヤレがあり、それなりの古さを感じましたが、21年オチということを考慮すると信じられないくらいの綺麗な状態を保っています。

恐らく、車格を考えると屋根付き駐車場などで大切に保管されていことは想像に難くありません。

聞くところによると、前オーナーは事情により数ヶ月で手放したそうですが、その前は20年間ワンオーナーとのこと。しかも医療法人の理事長が乗られていたそうです。

こちらのお店には、コンバーチブルはもう1台ありましたが左ハンドルだったので、候補となるのは現時点ではこの個体のみです。

参考までに他のクルマも見ながら、ジャガーXKについてさまざまなお話を伺うことができました。実際に見るまでは懸念点もありましたが、その大部分は払拭されました。

この日は晴れて暑い日でしたが、炎天下でクルマ談義に花が咲き、気がつくと1時間以上もお話ししていました。

実際には、やや予算オーバーのため即決とはいきませんが、この時点で購入に大きく傾きました。

後日、試乗(助手席)することを約束して、この日は帰りました。

中年K
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かなり“濃い”1日でした。

3.ついに購入!

一週間後のGWの中日に再びアポを取って、改めて販売店にお邪魔することになりました。

試乗の結果は?

車検切れ(仮ナンバー)のため残念ながら、公道での試乗はできませんでしたが、販売店の周りを助手席に同乗して、クルマの雰囲気は確認できました。

ジャガーXKRコンバーチブル・試乗

同乗しての印象は、静かで滑らかというものです。当時の最高級クーペなので当たり前ではありますが、21年オチということを考えるとコンディションは極上といえます。

エンジンは、375馬力というイメージからすると拍子抜けするくらい静かで振動もありません。これなら、普段使いでも気負わずに乗れそうです。

短い試乗が終わり、駐車場で車庫入れなどをさせてもらいました。ハンドルも軽く取り回しがしやすい、という印象を持ちました。ロングノーズで少し不安もありましたが、これなら問題ないレベルです。

いい意味で、普通のクルマという乗り味でした。ここで心は決まりました。

その後、ゴルフの買取の見積もりに走り(これはこれで一筋縄ではいかず)、ある程度金銭的な目処がたったところで、GW明けに正式にオーダーしました。

なんとか無事に売却。

購入を決めたポイント

最後に、ジャガーXKRコンバーチブルを選んだポイントについてまとめてみます。

  • 超絶美しいデザイン
  • フラッグシップカーの存在感
  • ウッドレザーのインテリア
  • 販売店のバックアップ体制

美しさや高級感というのは、見ていただければ伝わるかな?と思います。

一方で、「古い」「高級ガイシャ」「オープンカー」という不安要素が正直ありました。

最終的に購入したのは、販売店に不安を払拭するアフターメンテをお任せできる体制が整っていた、という点が大きかったです。

クルマ選びを始めてから4ヶ月かかりましたが、晴れてジャガーオーナーの仲間入りを果たすことができました。

正直、万人ウケするクルマ選びではないと思いますが、少しでもオープンカーに興味を持ってもらえれば幸いです。

ジャガーXKの購入記を3回に渡って書きましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

フツーの中年がジャガーを買ったワケ【前編】

【中編】

中年K
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これからも大切に乗っていきます!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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六輪車生活|オープンカーとミニベロのある生活
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