こんにちは!中年Kです。
多くのヨーロッパ車オーナーの方は、ブレーキダストによるホイール汚れに悩まされていると思います。
ウチのジャガーXKも例外ではありません。こちらが、1ヶ月くらい洗っていない状態のホイールです。

アウトバーンなどの高速走行を想定しているヨーロッパ車は、ブレーキ性能重視のためブレーキパッドやローターの減りが国産車に比べると激しいです。
その見返りとしてブレーキの効き・安定感は高いのですが、ホイールがブレーキダストで超絶汚くなる!という問題があります。
今回は、ブレーキダストを簡単に落とす方法についてご紹介します。

ブレーキダストはしつこいのだ。

ヨーロッパ車の永遠の悩みですね。
1.絶対に負けられない闘い
ウチのジャガーXKの場合は、走行距離にもよりますが大体2週間も経てば、シルバーのホイールがブレーキダストでガンメタ状態になります。
まずは、この手強いブレーキダストとの闘いの歴史について振り返ってみます。

長い闘いの歴史があります。
戦士① 台所用洗剤
油汚れに強いこと、コスパが高いこと、中性なのでホイールやタイヤに優しいことが選択理由です。
バケツに水を溜めて原液を適量入れます。あとは、適当なブラシを使ってゴシゴシとこすっていきます。
ブラシでこすって水で流して・・・を3回くらい繰り返せば、ブレーキダストはある程度まで落とせますが、こびりついたブレーキダストがどうしても残ってしまいます。
戦士② ホイールクリーナー
これは、ホイール洗浄アイテムの定番ですね。

ブレーキダスト(鉄粉)を化学変化で浮き上がらせて落とすというモノです。
スプレーしてからしばらくすると、ブレーキダストが紫色に変色して流れ出ます。視覚的に効果があるように見えるのが、この手の商品のポイント。
ウチのジャガーXKの場合、3回繰り返してもこびりついたブレーキダスト汚れは落ち切りません。なんとなくタイヤへの攻撃性が高そうなイメージもあり、使い切らずに封印してしまいました。
戦士③ メラミンスポンジ
これは、最終手段というか禁断のアイテムです。
メラミンスポンジは、細かい目で汚れを削り取ることでキレイにします。地道にやると相当キレイになりますが、ホイールの塗装面に細かいキズが付くという諸刃の剣のようなアイテムです。
細かい傷が付いてしまうと、汚れが付きやすくなり落としにくくなる、という負のスパイラルに陥るリスクがあります。

実際に、かなりキレイになりましたが、この時はボディ用の簡易ガラスコートを塗って塗装面を保護しています。
正直、この方法はオススメできません!

よい子はマネしないでね。
2.ブレーキダストの救世主!
ここまでのブレーキダストとの闘いでは、なかなか思うような戦果は上げられませんでした。
最後に登場するのは、昔ながらのワックス「ソフト99・ハンネリ」です。

このソフト99・ハンネリは、中年Kが子供の頃からある超ロングセラー商品です。
ハンネリは、石油系溶剤でできているので、ホイールの油汚れを落とせるのではと思われます。
しかし、本当にこんなモノで超絶頑固なブレーキダストが落とせるのでしょうか?

実際に作業をしていきます!
ハンネリの実力を実験
百聞は一見にしかず!
実際に、頑固にこびりついたブレーキダストを落とす作業を紹介します。
作業工程を写真で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP① 作業準備
今回の作業に使うアイテムはこちらです。

・ハンネリワックス:今回の主役!
・手袋:ワックス臭の予防
・スポンジ:端切れでもOK
・ペーパーウエス:使い捨てタイプです
STEP② ホイール汚れ確認
作業に入る前にジャガーXKのホイールのビフォー状態を見てみましょう。
まずは、フロントホイールから。

アップしてみるとこんな感じ。

いつ見ても超汚い!ブレーキダストがホイールの熱でこびり付いているという劣悪な状況になります。
リアもこのような有様です。

リアの方が少しマシ?という程度で、ここまで汚れると完全にブレーキダストを落とすことは、今まではできませんでした。

見るたびにゲンナリ・・・
STEP③ ワックス塗布
早速、ハンネリワックスをホイールに塗っていきます。
そうです。水洗いなどの下準備は不要で、いきなり施工できるのです!
まずは、スポンジが汚れるとワックスも汚れてしまうので、あらかじめ使う分のワックスを缶の蓋などに取っておきます。

作業自体は、ボディに塗るのと同じ要領です。スポンジに付けたワックスをホイールに塗っていくだけ。

塗り方にコツはありません。スポンジでこするようにまんべんなく塗り込みます。
とりあえず、フロントの1本分を塗り終わりました。時間としては、2分程度でしょうか?

ワックスが汚れを浮かし出すので、スポンジはブレーキダストで真っ黒になります。4本分を塗り終えるとスポンジはこんな状態に。

スポンジはこんな状態でも、あと2回くらい使っても大丈夫です。

ホントに落ちるのかな?
STEP④ 拭き取り
数分経てば、ワックスが乾燥します。
ワックスを4本分塗り終わったら、初めに塗ったホイールからペーパーウエスで拭き取っていきます。

この工程も特にコツはありません。ワックスに汚れが付着しているので、ペーパーウエスで拭き取っていくだけでどんどんキレイになります。
拭き取ったペーパーウエスは、こんなに真っ黒!

ホイール1本分だけでこれだけ汚れるので、拭き取りには使い捨てタイプのペーパータオルやペーパーウエスがオススメです。
STEP⑤ 状態の確認
ワックス拭き取り作業後のアフター写真です。

どうですか?この輝き!
さらに、アップして見てみましょう。

細かい汚れまでカンペキに落ちています。ホイールの塗装面は、ワックスのコーティング効果でツヤツヤ。
さらに、ワックスなので水弾き効果もあります。汚れがつきにくくなることと汚れが落としやすくなるという一石二鳥のメリットがあります。
実際に使ってみると、汚れのつき具合はそれほど変わらない気がします。しかし、汚れの落しやすさは確実に向上しているので、ワックスの本領発揮といったところでしょうか?
いかがでしたか?今回ご紹介した「ソフト99・ハンネリ」は安い商品なので、気になった方は試してみてください!

こんなにカンタンでいいの?

自己責任でお願いします!
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