ジャガー・E-Typeレストア秘話|谷保天満宮旧車祭レポート番外編

ジャガーE-Typeレストア秘話 クルマ談義
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こんにちは!分不相応はジャガー乗りの中年Kです。

以前ご紹介した「谷保天満宮旧車祭」の会場で、ジャガー・E-Typeのオーナー様とお話をする機会がありました。

そのレストアには非常に濃いストーリーがあったので、今回は番外編としてご紹介します。

私もジャガー乗りの端くれとして、憧れの名車E-Typeのオーナー様の話をお伺いできたので、とても嬉しい経験にかりました。

忠犬P
忠犬P

貴重なレストア・ストーリーなのだ。

中年K
中年K

オーナー様の思いが伝わってきます!

1.ジャガー・E-Typeの概要

ジャガー・E-Typeは、フェラーリ創始者であるエンツォ・フェラーリをして「世界一美しいクルマ」といわしめたエクステリア・デザインが最大の魅力です。

ジャガー・E-Typeは、3世代に分別されていて、この個体は「シリーズI」と呼ばれる最初期型になります。

シリーズIは、年式によりエンジン排気量などの変更がありましたが、1961年から1967年まで製造されていました。この個体は1964年製とのことです。

ジャガー・E-type

シリーズIの特徴としてはいくつかありますが、外観上で分かりやすいのは以下の3点です。

・ヘッド・ランプ:透明のカバーが付いている

・フロント・ウィンカー:ややスリムな形状でバンパーの上側に配置

・テール・ランプ:細長い形状でバンパーの上側に配置

その他にも年式ごとに細かい変更点はいくつかありますが、シリーズIの識別に役立つのはこの3つだと思います。

参考までに同会場に来ていたシリーズⅢの写真を見てみましょう。

ジャガー・E-type

ヘッド・ランプとウィンカーの違いが分かるかと思います。

さらに、シリーズⅢはフロントグリルが大型化しているのも見て取れます。

忠犬P
忠犬P

元祖・世界一美しいクルマなのだ。

2.レストア・ストーリー

ストーリー

7年かけてフルレストアをしたこの車両は、なんとアメリカで購入して日本に輸入した個体とのことです。ネットで検索してebayで購入したとお話しされていましたが、一般人にはそんなことは到底思いつきません。

確かにジャガー・E-Typeのメイン市場はアメリカだったので、現存するタマ数も多くコンディションも比較的良いのかもしれません。

ちなみに、オーナー様はお仕事の関係で以前アメリカに8年ほど駐在していたことがあり、その当時にSR311型・ダットサン(日産)・フェアレディのレストアを経験されていたようです。

このバイタリティと経験があるから、日本に帰国後にもE-Typeのレストアをまた手掛けてみようと思い立ったのでしょう。

文字通りフルレストアで、外装・内装はもちろん、エンジンもオーバー・ホールするなど細部にまで手が入っています。エンジンの細かいパーツ加工などは専門業者に依頼したそうですが、エンジンのバラしと組み上げはご自身で行なったそうです。

7年もかけてコツコツと作業を続けていく中で、「家族から『お父さん!この粗大ゴミいつまであるの?』っていわれてたんだよ」とおっしゃっていましたが、いろいろご苦労があったのだと思います。

中年K
中年K

すごいなぁ、としか声が出ません。

実車レポート

外観は、ブリティッシュ・グリーンにピカピカのメッキパーツによるメリハリが効いた、大変美しい仕上がりです。

オーナー様のご好意でボンネット内を見せていただくことに。

いざ、ご開帳!

ジャガー・E-type ボンネットオープン

ボンネットというか、フロント・セクションがガバっと全部開きます。バンパーやナンバー・プレートが地面に擦らないか少し心配でしたが・・・ギリギリ大丈夫でした。

ボンネットの裏側に回ってみるとこんな感じ。ル・マンを制覇したレーシングカー「C-Type」「D-Type」との関連性を強く感じさせます。

ジャガー・E-type エンジンルーム

ボンネットを開けると、オーバーホールされたピカピカのエンジンが目に飛び込んできました。

E-Typeに積まれているのは、ル・マン直系の直6「XK」と呼ばれるエンジンです。ジャガーのイメージ・リーダーのV12エンジンは、この直6エンジンをベースに開発されました。

ジャガー・E-type XKエンジン

中年K「これはXKエンジンですよね?」

オーナー様「え?よく知ってるねぇ」

K「私もジャガーに乗ってるんですよ」

オ「へえ〜、なに乗ってるの?」

K「XKです」

オ「あっ、XJね」

K「いえ、XKというクーペなんです」

オ「ふーん」

我がXKは、旧車界でもマイナーな存在のようです。

ジャガー・E-type XKエンジン

エンジンは細部まで磨き上げられていて、新車より綺麗なんじゃないか?と思えるほどの素晴らしい仕上がりです。

見た目だけでなく、その内部もシリンダー・ライナーを新規作成するなど徹底したオーバーホールが施されています。

ご本人も「こんなのよくやったよね〜」なんて、まるで人ごとのようにおっしゃってましたが・・・そりゃすげーよ!としかいいようがありません。

こうしたエンジンルームの細部まで手抜きなく丁寧に仕上がっています。

ジャガー・E-type

この銘板には、車台番号をはじめオイルメーカーごとの推奨表などが記載されています。上部に記載されているコヴェントリーはジャガーの本拠地です。

続いて内装も見てみると、やはりピカピカ!

ウッドステアリングも綺麗。内装の各部にメッキの金属パーツが多く使われていますが、小さなスイッチ類に至るまで光り輝いています。

オリジナルの本革でシートやドアの内張を貼り替えられています。写真では見えにくいですが、シートはライトグレーになっています(オリジナルは恐らく黒?)。

極上コンディションのE-Typeの細部まで見ることができました!

忠犬P
忠犬P

博物館レベルのお宝なのだ。

世代を超えた交流

このお話を伺っている最中に親子連れがE-Typeを熱心に見ていました。

それに気づいたオーナー様が「どう?乗ってみる?」と声をかけていました。

男の子が、オーナー様の粋な計らいで運転席に乗せてもらうことに。

恐らく一生乗ることのないクルマだと思うので、しっかりと記憶に焼き付けておいてほしいものです。私は、その親子に「このクルマは何千万円もするクルマですよ!」と余計な情報をお伝えしました。

ちなみに、小心者の中年Kは畏れ多くて「俺も乗せてください」といい出せませんでした・・・。

というわけで、ジャガー・E-Typeの貴重なレストア秘話をお伺いすることができました。

最後にオーナー様には感謝を込めて「このE-Typeをいつまでも大切になさってください!」とお礼を述べました。

中年K
中年K

クルマはコミュニケーション・ツールです。

今回のイベントを通じて、旧車・クラシックカーには夢があるんだな、と改めて感じました。

このE-Typeのレベルまで来ると貴重な工芸品のようなモノなので、大切に受け継いでいってほしいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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六輪車生活|オープンカーとミニベロのある生活
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