こんにちは!輪行を愛する男・中年Kです。
今回は、新幹線を使った輪行旅の様子をご紹介したいと思います。
新幹線なら比較的ラクに遠い場所にも短時間でアクセスできます。なんとなくハードルが高いように感じるかもしれませんが、在来線よりも快適に移動ができるのでオススメです。
新幹線で輪行って大丈夫?
実は、初心者でも簡単にできます!
1.今回の輪行プラン
まずは、中年Kの住んでいる多摩地区から中央線に乗って東京駅に出ます。そこから東海道新幹線に乗り換えて一気に静岡に向かう輪行旅です。
自転車を持って移動するのは、通常の移動よりも疲れます。電車に乗らずに自転車だけで過ごせる日を作れるよう、余裕を持って2泊3日の旅にしました。
現地では、しぞーか(静岡)ならではのご当地グルメを求めて、ミニベロでポタリングをしたいと思います。
今回の輪行は、ダホン・ボードウォークとビアンキ・フレッタで行きました。
この輪行の行程は下記の通りです。
■1日目
【多摩】→中央線→【東京】→東海道新幹線→【静岡】→ポタリング→【静岡市内・泊】
■2日目
【静岡市内】→ポタリング→【用宗漁港】→ポタリング→【静岡市内】→ポタリング→【静岡市内・泊】
■3日目
【静岡市内】→ポタリング→【静岡】→東海道新幹線→【東京】→ポタリング→【東京】→中央線→【多摩】
※2022年11月の輪行の記録です
【写真で解説】初心者向け輪行ガイドはこちら。
余裕を持って行動するのだ。
詰め込みすぎないのがポイント!
2.輪行日記・静岡編 1日目
では、今回の輪行旅の1日目の様子からご紹介します。この日の移動をマップで見るとこんな感じになります。
静岡は、都内から気軽に行ける距離です。
東京駅まで移動
まずは、中央線に乗って東京駅に向かいます。実は、これが一番気が重い行程なんです・・・。いつも混んでいる路線なので、輪行には気を遣うことと座れないことが少々辛いです。
いつものように、ホームの端まで輪行バッグを担いで行きます。先頭車両に乗って、運転室の後ろのスペースに2台の輪行バッグとリュックを置きます。
そのまま小一時間ほど電車に揺られると、東京駅に到着です。
やはり、東京駅はターミナル駅のため、人も多く混雑しています。新幹線の改札を入ったスペースにも人が溢れていました。
人混みの中を輪行バックを担いで移動するのは、気を遣います。
余裕を持ったスケジュールで移動しましょう!
新幹線に乗車
新幹線に乗ったら、車両の最後列の座席後ろにある荷物置き場に輪行バッグを置きます。この荷物置き場は、指定席の購入時に予約が必要なので事前に抑えておきます。
ここまで来れば、輪行が終わったも同然です!あとは、ゆったり座って静岡までの新幹線の旅を楽しみましょう。
東京から静岡までは約1時間で、あっけなく到着します。今回は、お昼前に静岡駅に到着しました。
駅構内の出口付近のスペースで自転車を組み立て、まずは海に向かうことにします。
静岡駅から4kmほど走れば、もう駿河湾です。自宅から3時間もかからずにここまでやって来ました!
クルマや在来線だとなかなかこうは行きません。新幹線を使えば、早くラクにアクセスできるというメリットがあります。
新幹線はラクラクなのだ!
早いことが新幹線のメリット。
登呂遺跡
昼食を食べたら、海と静岡駅の中間にある登呂遺跡に向かいます。「登呂遺跡」なんとも懐かしい響きです。小学生の時に習いましたね。
個人的に行ってみたいと思っていた場所なので、楽しみにしていました。
遺跡は住宅街の中にあり、現代の街並みと弥生時代の集落が不思議と融合しています。
高床式倉庫の脚部には、お馴染みのねずみ返しがついています。これも小学校で習いましたね。
竪穴式住所が復元されています。遺跡内には、当時の田んぼと竪穴式住居や高床式倉庫のある弥生時代の集落がリアルに再現されています。
竪穴式住居は、内部に入ることもできます。当時の囲炉裏もちゃんと再現されています。
大人の社会科見学は楽しいです。
登呂遺跡を見終わったら、静岡駅の反対側にあるホテルへと向かいました。
反省会!
1日目は、東京からの移動と軽いポタリングで終了です。
さて、反省会と称して今回の旅のテーマである、しぞーかのご当地グルメをいただくこととします。
この日は、熟成した刺身と日本酒が美味しいと評判の「旬菜酒家みたけ」さんにお伺いします。
ちょっと入るのに躊躇する、ディープな雰囲気の雑居ビルに入ります。
なんだか怪しそうなのだ。
早速、乾杯です!日本酒のメニューはなく、大将のオススメ日本酒が出てきます。グラスも美しくてお酒も美味しく飲めそうです。
大将のオススメの伊豆産「ウツボ刺身」です。これは、数日寝かして熟成させたそうです。歯応えがあって旨みもあります。ウツボは初めて食べましたが、クセもなくおいしかったです。
次は、こちらも珍しい「鱈の肝煮」です。甘めの煮付けになっていて濃厚な味わいが、酒のアテに最適です!
おいしい肴で、お酒がすすみます。大将オススメの日本酒が次々に出てきて、その都度グラスが変わります。
先ほどのウツボの皮を揚げていただきました。さっくり香ばしくて、これもアテに最適です!
1日目のしぞーかグルメは、伊豆半島の珍しい海の幸をいただくことができました!
おなかいっぱいなのだ。
おいしい食事は明日の活力!
お店を後にして、まっすぐホテルに帰ります。折りたたみミニベロなら、このようにホテルの部屋に自転車をしまうこともできます。
今回は、広めの部屋を予約したので、輪行バッグを置いても余裕でした。
3.輪行日記・静岡編 2日目
今日のミッションは、しらす漁で有名な用宗(もちむね)漁港に行って、漁協直営「どんぶりハウス」で名物の生しらす丼を食べることです。
静岡市内から用宗漁港までは、7kmちょっとの距離です。昼食前の軽い運動には、ちょうどよいポタリングになります。
ホテルで自転車を組み立てて、用宗漁港へのんびりマイペースで向かいます。途中で気になったところがあれば、ふらっとのぞいていきます。
途中に輸入食材を扱うスーパーがあったので、休憩がてら寄ってみました。田舎(失礼!)には似つかわしくないオシャレなお店でした。近所にあったら毎日通いたくなるレベルです!
新鮮!生しらす
静岡市内からは内陸部を南下してきたので、ようやく駿河湾につきました。目的地の用宗漁港はもうすぐです。
公園から程なくして、用宗漁港に到着しました。やっぱり漁港の雰囲気は開放感があっていいですね!
この日の目的地の用宗漁協の直営食堂「どんぶりハウス」です。食堂というよりはテントですね。この日は、平日のせいかあまり人はいないようです。
早速、お目当ての生しらす丼を注文します。中年Kは、「生しらす丼」を頼みました。M師匠は、生しらすと漬けマグロの「用宗丼A」を頼みました。丼には味噌汁もついてきます。
海を見ながら食べる生しらす丼は最高!獲れたてで新鮮な生しらすは、ひとつひとつの身がシャッキリしています。味は、甘味が強くて本当においしいです。
マグロの方が美味しそうなのだ。
漁港メシは最高の贅沢です!
漁港で癒しの味を堪能した後は、海沿いを走って静岡市内に戻ります。天気も良かったので、海沿いを自転車で走ると本当に気持ちがよく夢中で走れました。
海沿いの堤防の道をしばらく走ると安倍川の河口につきました。
ここからは、安倍川の土手を遡って静岡市内へと走ります。途中、広い河原の向こうに富士山が見えてきます。
静岡市内に戻り、街をのんびりポタリングします。
しばらく走ると駿府城のお堀沿いにオープンカフェを見つけたので、ここで休憩します。
一日中、ポタリングを満喫したので少し疲れました。この後、一旦ホテルに戻って休みます。
マイペースで楽しむのがコツです。
本日の反省会
昨日は、ほぼ海鮮料理だけで終わってしまいました。今晩は、いろいろなものが選べるように大衆居酒屋をチョイスしました。
この日にお邪魔したお店は、しぞーかご当地グルメが豊富に揃っている大衆酒場「太八屋」さんです。おでんと書かれた赤提灯に期待が膨らみます。
お昼に食べたのに、また「生しらす」を頼みました。当たり前ですが、東京のスーパーで売っている生しらすとは比べ物になりません。
しぞーかご当地グルメで忘れてはならないのが「茹で落花生」。適度な塩加減でお酒がすすみます。
続いて、しぞーかご当地グルメの代表「静岡黒おでん」です。牛すじがいい出汁になり、魚粉がスパイスになっています。味は、見た目と違ってしょっぱくはなく、むしろ甘めな感じです。
最後のシメには、B級グルメの絶対王者「富士宮焼きそば」をオーダー!独特の麺の歯応えは他の焼きそばにはありません。
2日目は、しぞーかのご当地グルメを腹いっぱい堪能できました!
静岡づくしなのだ。
旅の楽しさはご当地グルメです。
店を後にして、市内を少し散策してみます。
しばらく歩くと街頭でJAZZライブをやっていたので、立ち止まって聴くことにしました。
JAZZライブを聴いているうちに、もう一軒行ってみたくなりました。早速、ネット検索で音楽が聞けるBARを探してみました。
2軒目でお邪魔したのが、洋楽とウイスキーで有名なこちらの「REMEMBER」さんです。
洋楽とお酒で静岡ナイトは更けていきます・・・。
今度こそホテルに戻ることにしました。
4.輪行日記・静岡編 3日目
楽しかった静岡の輪行旅もいよいよ最終日です。
最終日は、ホテル周辺を自転車で軽く流したら、午前中に新幹線に乗って東京へ帰ることにしました。
この日は、休日なので東京駅の混雑が予想されることと、東京駅からの中央線も夕方の時間帯を避けるためです。あと、2日間遊びまわったので、翌日からの仕事に備えて疲れを取りたい、という気持ちも大きいです。
ムリをしないのが大人の輪行旅です!
日本橋ポタリング
東京駅には、お昼前の時間に到着しました。
日本橋あたりを自転車でポタリングしながら昼食をとりました。
この日は、あいにく天気があまり良くなく寒かったので、思ったようにポタリングが楽しめませんでした。
無駄に時間を潰しても仕方がないので、東京駅から中央線で帰ることにしました。
在来特急がオススメ
行きは、普通列車に乗っていきましたが、帰りは特急列車で帰ることにしました。
在来線でも特急など指定席のある列車を利用すれば、各車両の最後列の座席後ろのスペースに輪行バッグを置いておけるので、周りの利用客の迷惑にならずラクに移動できます。
荷物置き場の利用方法については予約が必要な場合があるので、事前に確認すると安心です。
指定席にゆったり座って30分程度で、最寄りの特急停車駅に到着しました。普通列車よりも遥かにラクができました。
ここからは各駅停車への乗り換えずに駅を降りました。
まだ明るい時間に着いたので、自転車に乗って途中でカフェに寄りながら、のんびり自宅まで帰りました。
輪行日記・静岡編はいかができたでしょうか?輪行の楽しさが少しでも伝わったようなら幸いです。
楽しい旅だったのだ。
是非、チャレンジしてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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