こんにちは!折りたたみミニベロ乗りの中年Kです。
今回は、我が家の2台の折りたたみミニベロの「ビアンキ・フレッタ」と「ダホン・ボードウォーク」にそれぞれ装着している着脱式ペダルMKS Ezyシリーズの2商品「PROMENADE Ezy」と「CYGAM Ezy」について比較レビューをしてみます。
着脱式ペダルの購入を検討している人の参考になれば幸いです。
同じような商品なのだ。
違いについて分かりやすく解説します!
1.比較する商品について
今回レビューする「PROMENADE Ezy」「CYGAMA Ezy」ついて簡単におさらいしておきます。
ざっくり解説
MKSのEzyシリーズは、三ヶ島製作所が販売する着脱式ペダルのブランドです。上位ブランドのEzy Speriorシリーズに比べるとリーズナブルな価格設定になっています。
両ブランドの最大の違いは、プラスチック製ストッパーの有無になります。
このストッパーは小さいパーツのため着脱が面倒という点が課題でもあります。
とにかく、ペダルが取り外せることで輪行はもちろん、出っ張りがなくなるので屋内保管にも便利です。
「PROMENADE Ezy」「CYGAM Ezy」は価格・スペックとも近しいので、購入時に比較検討する人も多いかと思いますので、それぞれの商品の特徴について解説します。
PROMENADEは、CYGMAと異なり踏み板部分(ケージプレート)が別パーツになっています。
このケージプレートは、ブラックとチタンの2色がラインナップされています。
デザインがオーソドックスなので、クロスバイクからミニベロまで幅広い自転車にフィットします。
CYGMAは、ダイキャスト一体成型によるコンパクトで凝縮感のあるデザインが特徴。
カラーは、アルミの素材感を活かした無垢(シルバー)のみの展開です。
パーツが少ないシンプル設計のため、左右ペアで316gと軽量なことも大きな特徴になっています。
Ezyラインナップ
参考までにEzyシリーズの各製品のスペックをまとめてみました。
両商品ともラインナップの中では、コンパクトサイズのミドルグレードになります。
商品名 | CYGMA Ezy | PROMENADE Ezy | US-S Ezy | Compact Ezy | UB-LITE Ezy | AR-2 Ezy | MT-E Ezy | UX-D Ezy |
写真 | ||||||||
サイズ | 73×64㎜ | 85×64㎜ | 64×52㎜ | 75×67㎜ | 93×64㎜ | 100×62㎜ | 102×64㎜ | 90×69㎜ |
ボディ | アルミ | アルミ | アルミ | アルミ | アルミ | アルミ | アルミ | PP |
重量 | 316g | 351g | 498g | 302g | 364g | 340g | 370g | 300g |
価格 (税込) | 10,054円 | 9,933円 | 14,443円 | 14,300円 | 10,285円 | 9,823円 | 9,702円 | 5,544円 |
各商品の詳細については、メーカー「三ヶ島製作所」の公式サイトを確認してください。
ラインナップが豊富なのだ。
2.比較レビュー
Ezyはペダルの付け替えも容易なので、2台の自転車に取り付けて比べてみます。
装着イメージ
Ezyシリーズは工具不要でワンタッチでペダルの着脱ができるので、実際の用途とは異なりますが比較レビューには最適な商品です。
ビアンキ・フレッタとダホン・ボードウォークにそれぞれのペダルを装着して、フィッティングのイメージを比べて見てみましょう。
PROMENADE Ezy
まずは、ビアンキ・フレッタに装着してみます。
サイドビューの全景から。
リアビューを少し寄って見てみましょう。
続いてダホン・ボードウォークに装着しました。
まずは、サイドビュー。
同様にリアビューを見てみます。
ケージプレートのマットなチタンカラーが落ち着いた雰囲気を醸し出しているので、見た目は大人しい感じに仕上がります。
CYGMA Ezy
こちらもビアンキ・フレッタから装着してみます。
まずはサイドビューから。
続いてリアビューです。
ダホン・ボードウォークに装着したサイドビュー。
リアビューです。
コンパクトながらアルミの輝きが存在感を主張しています。見ようによってはギラギラ感が強いようにも思えます。
大きさ比較
2つのペダルを重ねてみると幅の違いがよく分かります。
ちなみに踏み板の奥行きはほぼ同じサイズです。
実際の大きさをイメージしやすくするために、ペダルをスニーカー底面を当ててみて比較をしてみました。
フィッティングに使用したスニーカーは、パトリックの45サイズ(約28cm)です。
PROMENADE Ezy
ケージプレートの幅が比較的広いため、スニーカーの幅より少し狭い程度です。
このため、一般的なペダルと変わらない感覚で使用することができます。
CYGMA Ezy
両商品ともコンパクトなペダルですが、こちらの方がより幅が狭いためスニーカーに比べるとかなり小さく見えます。
実際にペダルを踏んだ印象でもやや小さいかな?と感じます。慣れの問題でもありますが、どちらかというと女性の方が向いているかもしれません。
乗ってみた
では、それぞれのペダルを装着して実際に乗ってみた感想についてお伝えします。
試乗車は、中年Kが普段乗っているダホン・ボードウォークです。
なお、撮影時には便宜上ストッパーを外していましたが、試乗時にはストッパーを装着しています。ストッパーを装着しないと走行中のガタつきや最悪の場合にはペダル外れにも繋がるので必ず装着してください。
PROMENADE Ezy
ケージプレートが広いため、安定して踏み込むことができます。
良くも悪くも普通のペダルといった印象で、素直な踏み心地です。
ケージプレートの厚みが薄くエッジも立っているため、靴底のグリップ感がCYGMAと比較するとしっかり食いつく感じがします。さらに、ケージプレートの幅の広さと併せるとなかなか安定感があります。
もちろん、着脱部分のガタつきといった違和感は全くありません。
CYGMA Ezy
踏み心地に関しては、前述の通り踏み板の幅がやや狭く感じます。
PROMENADEkら乗り換えると少し戸惑いますが、すぐに慣れるので問題はありません。むしろコンパクトで剛性感があるため、ペダルに脚のパワーが無駄なく伝わっているような錯覚さえ憶えます。
なお、ペダルの内側がフラットな形状になっているので、滑るというほどではありませんが靴底の食いつきがPROMENADEに比べると弱く感じるケースがあります。
ここまで2つのペダルを付け替えて乗り比べてみましたが、正直なところ踏み心地・性能に関して大きな違いは感じませんでした。
違いはよくわからないのだ。
まとめ
それぞれに特徴がありますが、甲乙つけ難い商品です。
スペックや使い勝手に関しては大差はないので、自身のデザインの好みや自転車とのマッチングで選ぶといいと思います。
中年Kは、ボードウォーク用に軽量化とメタリックな質感を重視して「CYGMA Ezy」を選びました。しかし、装着した様子を見比べるとボードウォークには落ち着いた雰囲気の「PROMENADE Ezy」の方がマッチングがいいように思いました。
逆に、メタリックな印象が強い「CYGMA Ezy」はスポーティなフレッタの方がより似合っていると感じました。
これからは、せっかく互換性があるので2つのペダルを気分に合わせて交換しながら使い分けてみたいと思います。
見た目で選べばいいのだ。
交換できるのもメリットです。
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