こんにちは!折りたたみ自転車・ミニベロ乗りの中年Kです。
以前の記事で、「ビアンキ・フレッタ」15年目のリフレッシュ&カスタムを実施した様子をご紹介しました。
今回は、その際に実施したハンドルポスト交換について取り上げてみます。
フレッタのベースとなったBD-1(現Birdy)は、特に小柄な人にとってポジションの問題があるようなので、その改善の参考になると思います。
ビアンキのお話なのだ。
ポジション改善の参考に!
1.純正ハンドルポスト
まずは、交換前の純正ハンドルポストについてレビューします。
ざっくりレビュー
BD-1(Birdy)シリーズのハンドルポストの角度には、いくつかバリエーションがありました。
年式やモデル、ブランドによっていくつか異なったタイプのものが着いていました。また、純正パーツとして数種類のハンドルポストの供給もあったようです。
ウチのビアンキ・フレッタは「ベーシック」というグレードになります。純正ハンドルポストは、かなり前傾したタイプが着いていました。
写真を見るとシートポストと比較した角度の違いがよくわかると思います。
この角度の違いにより、シートポストを上げるほどサドルとハンドルバーの距離が長くなるため、幅広い体格の人にも対応できるようになっています。
実際には、この純正ハンドルポストでは身長176㎝の中年Kにはちょうど良いポジションでしたが、身長158㎝のM師匠が乗るとハンドルバーが遠くなってしまいます。
そのため、ハンドルを握ると肘が伸びた姿勢での乗車を余儀なくされていました。
本家BD-1の設計はドイツなので、大柄な人向けのポジションなのかも知れません。
大きなお友達向けのミニベロなのだ。
ポジションの改善策
ポジション改善に確実かつ手っ取り早い方法は、ハンドルポストを交換してハンドルバーの距離を最適化することです。
フレッタ(BD-1)に限らず、折りたたみミニベロはハンドルポストが折りたためる設計になっているため、各社専用設計になっていてパーツの互換性はありません。
よって、カスタムの選択肢はほぼ純正パーツしかないというのが現状です。
とはいえ、BD-1純正パーツは少々お高い(約3万円)設定だったため、なかなか手が出せませんでした。
とりあえずの対策として、サドルのポジションを最前に設定して、だましだまし我慢のポジションで乗っていましたが、いつしか慣れもあり、カスタムの優先順位が上がらないまま10年以上の月日が経過しました。
人間、慣れとは恐ろしいものです。
2.ハンドルポスト交換
2022年4月に実施した15年目のリフレッシュを機に念願のハンドルポスト交換を実施したので、その効果について詳しくご紹介します。
ポジション改善の効果
今回交換したハンドルポスト(ステム)は、Birdy純正パーツから角度が手前かつ伸縮式のタイプを選びました。
カスタム効果の比較のため、写真に赤い線を入れてみました。
カスタムの前後で、ハンドルポストの前傾角が大きく変わっているのが分かると思います。
実測での比較はしていませんが、だいたいハンドル・バーが10㎝くらい手前になっています。おかげで、肩肘を突っ張る必要もなくなり、自然でラクな姿勢で乗ることができます。
もうひとつのポイントは伸縮式のため、ポジションチェンジが簡単にできることです。
このように、長年の悩みであったポジションの改善はあっけなく達成され、今までの乗りにくさはいったいなんだったのか?もっと早くハンドルポストを交換しておきべきでした。
もし、折りたたみミニベロの乗車ポジションで悩んでいる人は、ハンドルポストの交換を検討してみるといいと思います。
【参考】ダホン・ボードウォークのハンドルポスト交換
効果はばつぐんなのだ。
見た目レビュー
ハンドルポスト交換のついでに、カラーをブラックに変更することでイメージチェンジをはかりました。
ポリッシュ&ブラックにアクセントとして赤が入ってたクールでスポーティな感じに仕上がって自画自賛です!
同時に交換したシートポストもブラックにしたことで、フレームとのコントラストがはっきりして、かなり引き締まった印象になりました。
また、密かに実施していたカラー・カスタムの効果も際立って華やかなイメージに仕上がっているのではないでしょうか?
印象がかなり変わりましたね!
使い勝手レビュー
続いては、Birdy純正ハンドルポストについて詳しく見ていきます。
交換した純正ハンドルポストは、5段階の伸縮式で高さ調整が可能。工具なしで簡単に高さを変えられます。
写真では、1番低いポジションになっています。
写真は、1番低い状態になっています。
まずは、シートポストを固定しているクランプを緩めます。
次に、ハンドルポストに空いている穴に引っかかっているポッチ状のパーツを押します。
すると、ハンドルポスト内側のバーが自在に伸縮するので、希望するポジションに合わせます。
ハンドルポストに5箇所空いている位置決め用の穴にこのポッチ状のパーツが引っかかることで高さを固定できます。
写真は、1番高いポジションまで伸ばしてみたところです。
最後に、クランプを戻せばバーがしっかりと固定されます。
伸縮式のメリットは、長時間乗って疲れた時にハンドルポストを高く設定することで、アップライトなポジションを取れることです。
このハンドルポストは、もちろん折りたたんで収納することができます。
レバーひとつで簡単に折りたためますが、レバーを操作するためにはロックを解除する必要があります。
写真にあるボタン状のを押すことでレバーのロックが解除されます。
あとは、ハンドルポストを折りたためばコンパクトな形態になります。
【参考】ビアンキフレッタの折りたたみ方
一石二鳥のカスタムなのだ。
やる価値のあったカスタムです。
今回のハンドルポストの交換により、ハンドルバーが手前になったことで適正なポジションで無理なく乗れるようになりました。
ということで、カスタムの効果を実感し、ひとりご満悦な様子のM師匠でした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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