こんにちは!なんでもレビュアーおじさんのマーケター中年Kです。
中年Kの18年ぶりの炊飯器選びの様子ついて「IH炊飯器の選び方」という記事をご紹介しました。
今回は、無事に届いた商品を実際に使ってみて詳しくレビューしたいと思います。
購入の検討の際に、ネットの口コミで気になる意見もありましたので、その点についても確かめてみたいと思います。
象印「NW-MA07」など圧力IH炊飯器の購入を検討されている人の参考になれば幸いです。
今回は、実際に使ってみたお話です!
ごはんが楽しみなのだ!
1.徹底レビュー
それでは、象印の圧力IH炊飯器「NW-MA07」の実際の商品について詳しく見ていきたいと思います。
象印 極め炊き NW-MA07
外観・デザイン
外観はシンプルな造形です。艶消し加工の黒いボディは落ち着いた雰囲気で、キッチンに置いてみても威圧感がありません。
個人的に、ひと世代前に流行った楕円形でメタリックなデザインの炊飯器が好きではないので、このデザインは好感が持てます。
今回、炊飯器について調べたところ何となくデザインのトレンドが分かりました。
立方体に近い直方体で角を落としたデザインに艶消しブラックというのがお約束パターンのようです。特に、上位モデルではこのパターンが多く採用されています。
「象印 NW-MA07」もお約束パターンに乗っているため、際立った個性はない代わりに上級モデルのような高級感があるように思います。
一方で、天面は光沢感のある表面加工になっています。
液晶画面も操作ボタンもほぼフラットなのでスッキリした印象です。ただし、見ようによってはテカリが安っぽく感じられるので、賛否が分かれるかもしれません。
ついでに、今までの三菱製3.5合炊きのモデルと比べてみました。
4合炊きは3合炊きとほぼ変わらないサイズとの触れ込みでしたが、古いマイコン式3.5合炊きと比べてしまうと、ひとまわり以上も大きいです。
加熱方式の違いに加えて20年近い設計年次の違いもあるので、この比較はあまり意味がないですね。
ずっしり高級感があるのだ。
内部構造・内釜
圧力IH式なので、上蓋の厚み・重みがあります。内側の造りもしっかりしており、蓋を閉める時の手応えも重めです。
IHヒーターも大型で、底面いっぱいにすき間なく装着されています。
内釜の底面にフィットした形状をしているので、いかにも熱が効率よく回りそうな感じがします。
続いて、内釜を見てみます。横から見ると羽釜のような形状をしており底が丸くなっています。
内側がプラチナコート・外側が鉄器コートと使い分けされています。プラチナはお米に甘さを付加するためで、鉄器コートはIHヒーターの熱伝導を効率化するという理由があるとのこと。
ベースとなる素材はカタログには表記されていませんでしたが、手に持った時の軽さからして恐らくアルミ製でしょうか?これなら洗うのが苦にならない重さです。
ここでも新旧の内釜比較をしてみました。左が象印のプラチナ厚釜、右が三菱のチタン圧釜です。
3.5合と4合という合数の違い以上に大きさが異なっています。
NW-MA07は4合ですが、上部の空間には余裕があります。強火で沸騰させて米を躍らせるので、余白を大きめに取っているのでしょうか?
手入れがしやすそうな内釜です。
操作性
ボタンとディスプレイの操作系は上蓋に集約されているので操作性は良さそうです。
液晶ディスプレイはハイコントラスト液晶という名称ですが、ものは言いようでバックライトがないタイプです。
この点については、ネットのレビュー記事や口コミなどでは、見えにくいと問題視される意見が見受けられました。
確かに、バックライトがない液晶はどうなの?とは思いますが、真っ暗な環境で操作するというケースは稀なはずなので、特に不便さは感じませんでした。
メンテナンス性
最後に、気になるお手入れのしやすさについて見ていきます。
毎度の炊飯後のお手入れは、内釜と内蓋を外して洗うだけでいいとのこと。
実際にお手入れを想定して内蓋を外してみます。まずは、上部にあるオレンジ色のロックパーツを押し下げて外します。
このように、内蓋はワンタッチで外れるので日々のお手入れは簡単そうです。
ただ、パッキンや細かいパーツが付いているので、その部分に汚れや水分が残りそうな設計だと思います。
それから、口コミでネガティブ評価があったのが、「雑穀フィルター」という小さなパーツです。こちらは、毎回外して洗う必要はないそうですが、小さなパーツなので無くしそうという意見がありました。
このパーツ自体は、回して外す・付けるだけなので大した手間はかかりません。
取り外してみると確かに小さなパーツですが、取り扱いに困るようには感じませんでした。
上蓋の内側は、内蓋を外してもパッキンなどのパーツが多く残っています。
実際に、使用後にはパッキンのスキマなどに水分や汚れなどが残ります。
上蓋自体は、外して洗わなくてもOKな仕様ですが、炊飯後に残った余分な水分の拭き取りは丁寧にやった方がいいと思います。
本体側は、フラットでパーツが少ない構造なので拭き取りしやすそうです。
全体的には、取り外すパーツが少ないためメンテナンスはしやすいと思いました。
注意する点は、炊飯後にキッチンペーパーなどで上蓋の内側の水分をしっかり拭き取る必要があるというくらいで、メンテナンス性は悪くないと思います。
使いやすそうなのだ。
2.ご飯を炊いてみた!
百聞は一見にしかず!実際にご飯を炊いてみます。
①炊くまでの準備
事前準備については、普通の炊飯器と特に変わることはありません。
①米研ぎ(洗い):こちらは現代の常識ですが、研ぐというよりは洗う工程です。
ちなみに、付属品として「理想のご飯を炊くための十箇条」というものが入っていて、こちらにもお米の洗い方について記してあります。
②水加減:付属の計量カップで測って、内釜の目盛りの通りに水を入れます。
今回は、特に意味はありませんが、2.5合を炊くことにしました。
③メニュー選択:お米の種類を選択してから、炊き具合を選びます。
選択するとその部分が消えるので見えにくいですが、お米の種類は「白米」と炊き方は「ふつう」に設定しています。
このステップが済んだら「炊飯」をスイッチオン!で待つだけです。
②炊飯
先にも書いた通り、今回は2.5合の白米をふつうモードで炊きました。炊飯の開始時で炊き上がりは51分後という表示が出ました。
この商品というか象印は、浸水時間が長めに設定されているようです。
最初の30分くらいまでは音もほとんどなく、湯気も出ないので、設定を間違えたかな?と少し不安になります。
開始後30分(残り20分)くらいで、ゴトっ!という音がして何かが切り替わったようです。
そのあとはIHヒーターの作動音?など少し賑やかになってきますが、換気扇を回していれば気にならない程度の音量です。
しばらくすると湯気が出てきました。一部のレビューでは湯気(蒸気)がすごく出るので云々・・・というネガティブな意見もありますが、炊飯器であれば想定の範囲内かと思います。
その後、蒸らし時間と思われる残り10分くらいになると音も湯気も落ち着いてきます。
③炊き上がり
当初の表示通り51分でご飯が炊き上がりました。
蓋を開けるとこんな感じ!
写真だと湯気のせいで少しぼやけて見えますが、お米の一粒一粒がしっかりしているのが見て取れます。
お米のすき間がはっきり見えると思います。これが、食べたときの「しゃっきり」感に繋がったと思われます。
③実食レポ
では、早速食べてみることにします!
お茶碗によそってもお米の粒感が伝わるかと思います。
撮影した部屋の電灯がレトロ調のLEDのためやや黄色く見えますが、実際は白くつやつやと炊けています。
今回は「ふつう」モードで炊きましたが、食べた印象としては「しゃっきり」感を強く感じました。
具体的には、お米ひと粒の存在感があり歯応えを強めに感じます。極端な表現ですが、やや固いようにも感じました。
逆にいうと、べっちゃり感や水っぽさがなくお米の弾力がしっかりしているということもできると思います。
あくまで個人の好みですが、もう少し全体的に水分が多いふっくら・やわらかとした食感の方がおいしく感じるかな?と思いました。
おいしく炊けました!
次回は、試しに「ややもっちり」「もっちり」で炊いて食感の違いを確かめてみたいと思います。
さらに、象印の炊飯器には「家族炊き」という機能があります。
ご飯の炊き上がりに対する固さなどの感想を入力することで、好みの炊き方に調整していくという機能のようです。
今後は、我が家炊きも含めた食べ比べのレビュー記事をご紹介できればと思います。
ごはんは食生活の基本なのだ。
いろいろ試していきます。
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